SCSIDNIKUFESIN

5 Aug, 2011

▼未だに懲りずにBURRN!やヤングギターは立ち読みします。8月号をちょっと前に読んだとき、名前は忘れたけど最近ありがちな80'sスラッシュリバイバルバンドのディスクレビューで、ベテラン編集者・前田岳彦が書いていて思わずメモってしまった「楽曲は再生品でありそれ以上の価値はない。」というくだりをいま思い出して、ここに防備録として記しています(このタイミングに意味はなし)。こういうようなことを思ったり言いたかったりしたときにポンと出てきたら良かったなあという端的なワンフレーズでした。
▼以下、最近の食べたものメモ。
▼鶴舞と金山の間くらいにある歌志軒。油そば専門店だそうです。平日昼休みにたまたま行ったら満席。とりあえずノーマルな油そばの大盛り(普通盛りと同じ値段)をオーダーしました。麺は中太と称するもののごつい焼きそばくらい(コシはさすがにもうちょっとある)で、具はメンマ・海苔・薄切りチャーシュー・ネギのみ。トッピング前提という感じの寂しめなルックス。器の底に油と醤油だれが沈んでいて、掲示してある食べ方ガイドに従ってラー油と酢を入れてひたすら混ぜるのですが、一口目の印象はダントツで「油」。魅惑のラードではなく普通に液状の油で、特に味には貢献しないものです。ラー油も相俟ってなんだかクドくなってしまって、酢を大量に追加投入したほかゴマ・こしょうも入れてみたけど、最初に醤油ダレを追加すればよかった(卓上にはなくコールが必要)。デフォルトはあくまで未完成というのでは、何を期待して頼んだらいいのかちょっと疑問です。いわゆる「汁なし」と「油そば」は微妙に括りが異なるんでしょうか。油そばとはこういうものだということであれば、「パタパタ速いドラムとお経のようなボーカルがひたすら画一的で退屈」とデスメタルに文句垂れる幅由美子状態でした、どうもすみません。
▼仕切り直しが必要なくらいの食後感だったため、セブンイレブンで甘いモンでも…と棚を見回した結果、手に取ることにしたのは因縁のスイカバー。よくよく確かめながら食べました。種はチョコ、皮部分はラムネ。赤い果肉部分は、目隠しして食べさせられたらメロンと答えるであろう味だと感じました。しかし両者は同じウリの仲間であるので、シャクッというオリジナルの食感があればスイカだと思ったかもしれないです(その食感についても一定程度実物に近づこうとするフシは伺えた)。
種がチョコレートで皮がラムネだから果肉部分も(再現が難しいスイカではなく)何か別のものの味だろうとする推測は、前二者と後者のあいだにある「実物でいうところの可食部分かそうでないか」という隔たりを考慮に入れていなかったという点で、やっぱり弱いものだったかもしれないです。現にスイカ果汁が5%も含まれていて(成分表示では砂糖の次!)、なんちゃって何々味の菓子の類の中ではかなり誠意があるといえるでしょう。だけどおおむねメロン味だったよ!二村君!正答は「残念ながらメロン味」でいいじゃないか。ヨシ解決。

本日のリアルタイム雑感:HELLOWEEN at Wacken Open Air

なんか中継されてるので聴いてます。耳慣れない最近の曲で始まって、サビに来たら突然の無音。トラブルか?と思ったけどこれはわざとなのか?「CAMELEON」の来日のときのライブリポートでも、曲を途中で止めたりするフザケっぽい演出がたびたび入ったと目にしたことがある気がしますが。しかしチラッと聴けた限りでは、ヘヴィなテイストも取り入れつつソングライターとして前進があるようで何よりです(ヴァイキー作の曲ならば)。
続いていま"Eagle Fly Free"が披露されてますが、タメを通り越して遅れきっているヴォーカル…再現されないツインリードにベースソロ…いい加減やり飽きてるのは分かるが、20年ごしのファンだけを相手にしてるわけじゃないだろう、物心ついたところで己らの音源に胸打たれて今回ようやくライブでまみえる機会にありついた若いリスナーのためにちゃんとやってくれ。
そこから"March Of Time"、意外とクラシックで攻める趣向のようで。文句ばっかで申し訳ないですがアンディ・デリスには前任者のカロヤカな飛翔感を求めちゃいかんですね。知らない最近の曲ではガッツィー&シアトリカルな歌い口がちゃんと曲に活きてます。まだ序盤っていうタイミングでドラムソロを入れてきたりするのは完全に意味わからんですが、とりあえずドラマーは、メタルに特化した安定パワーヒッターで面白くはないがまずまずいい感じ。
リアルタイムにつき文章の流れが支離滅裂ですいません。不意打ちで"I'm Alive"、懐かしのカイ・ハンセン節。若いリードギタリストは特別新しい風を感じさせるようなテクニックはないみたいで、ローランドよりはキャラが立ってない感か。ベースのマーカスだけ、歳もあんまり取ってなくてかっこいいし、独特のトーンも健在で、この人がバンドの要だなーと思わされます。まさかの大曲"Keeper Of The Seven Keys"に突入してますが、チューニングも下がってるしネチネチ歌いすぎて何だかダメなNEVERMOREみたいになっている…。と思ったらまた知らない最近の曲にメドレーでつながって更に"Halloween"へ雪崩れ込む。キラーチューン・キラーフレーズはさすがに多いっす。
まとめると、「CAMELEON」や「MASTER OF THE RINGS」で止まってる人間がどうこう思いながら見てもフラストレーションがたまるだけ、でもバンドとしては今の立ち位置に対してよくやっていると思う、といったところでした。夜も深いのでフェイクばかりの"Future World"までで風呂入って寝ます。明日はTRIPTYKON、明後日はSEPULTURAにKREATORがあるそうなんで見逃せないです。サイトはこちら。今日もHELLOWEENの後はFINTROLLらしいけどさすがに無理(現在26:53)。