8 Feb, 2012

▼最近の収穫、サウンドベイ上前津にてJOURNEY「GREATEST HITS」("Only The Young"目当て)、GARY MOORE「BALLADS & BLUES 1982-1994」(15年越しに外盤買い替え)。以下レビューにつづく。
GARY MOORE「BALLDS & BLUES 1982-1994」

本日のレビュー:GARY MOORE「BALLDS & BLUES 1982-1994」

ただの思い出話を書き始めたら長くなったので折り畳みました。(この行をクリックすると展開します)
雑誌やラジオでそのときどきに気になった音源を場当たり的に買っていた中学時代(無論ペースは2~3ヶ月に1枚とか)。はじめは暗号の書のようだったBURRN!をそれなりに読めるようになってくると、自分の手元には「いわゆる名盤」がいかに欠けているかということに気付くように。何々を知らなきゃ語れない的な責任感よりも、ヘヴィメタルは明らかに好きな音楽だと思ったから、その中でも名盤・傑作とされるものがあるのなら当然聴いてみたいという一心により「定番ものを計画的に聴いていくための購入リスト」をまじめに作ったことがありました。もちろん.docでも.txtでもなく紙とペンで。
活字から音源の内容を想像しながらそのリストを吟味・更新するのが楽しく、バージョン幾つまで作ったかわかりません。良い悪いは別として、昔はこうやって未知の音源に出会うまでのプロセスにもけっこうな労力を注ぎ、楽しみを見出していたものだなあと思います。(そうじゃなくなったからこそきょうびの若い世代は、我々の想像を超えた創作性をもつことがあるとも考えます)
小遣いは教育上の信条によりさほど多くなく、お年玉はいくら貰っても自由に使えるのは10,000円まで(あとは強制的に貯金)という環境にあったため、リストはもっぱらメンテ専用で、なかなか「済」のしるしを打てることはありませんでした。
しかしそこで事件が。高校入試に成功し、第一志望のけっこういい学校にトンと受かり、「大事に使え」と行使権フリーな30,000円が到来。ウワーッとなって、当然すべてCDに化けました。ハズレもあったし、未だに大事な盤にも出会いました。「PERSISTENCE OF TIME」しか持ってなかったANTHRAXもこのときに残り全部を買った記憶があります。
…で、長かったですが、その中の1枚が今日ご紹介するこの盤というわけでした。よって聴けば自動的に高校1年を思い出す(その割に輸入盤に買い換えたりしている)。元祖マシンガンピッキング、THIN LIZZYでの大出世を経てヘヴィメタル黎明の時期に昔気質のギターヒーローとして活躍したゲイリー・ムーアのベスト盤。それもタイトルのとおりバラードとブルーズだけを選り抜いたものです。
ハードロックモード時のこの人は、極初期MSGのごとく作風自体に引っ掛かりはあまりなく、90年代になってブルーズメンになりきってしまった後はなんとなくメタルファンからシラーッとした目で見られ、ソロキャリアの作品は結局大してまともに追っておりません。しかしねちっこく多汗症気味のギターと、どこかもしゃもしゃした感じの太くないヴォーカルは、バラードで最大瞬間風速をガツーンと上げる特性をもっており、そこに無駄なくフォーカスしてくれたこのアルバムは、ベスト盤でありながら最高傑作という呼び声も無くはない品。
フュージョンの素養もあるだけあって(元COLOSSEUM II)、AOR風の曲は大人のテンションコードやあぶない転調を駆使したシブくもフックのある出来に。そして何より、湿った調性感のなかで繰り広げられるリードギターの暑苦しすぎる泣きよ。図太いトーンも含めて最高。わざわざソロだけにしか登場しないコード進行を設けることも多く、それに巧妙に添いながらしっかり歌うメロディ運びには、ただ上手いだけではない大局的な音楽センスも感じられます。
更にこのアルバムのいいところは、3曲の新曲を収録していてそのどれもが過去の名曲に負けてない素晴らしい出来である点。"パリの散歩道"ばりに強烈なフックの"One Day"、死にそうなSTINGみたいな枯れ枯れチューン"With Love"、一世一代の名演を収めたインスト"Blues For Narada"とどれも最高。既発曲をすべてオリジナルアルバムで持っていたとしても、これがあるために見過ごしは厳禁です。
去年、まだ若くして亡くなってしまったのは残念でした。THIN LIZZYもいいがたまにはソロワークも聴いて、偲ぶとしましょう。

5 Feb, 2012

▼今週、「子供を寝るモードに仕向けるために部屋を極度に暗くしてしまうと、自動的に自分も寝るモードに陥ることに抗うのは難しく、結局ただ早寝をする」ということは分かりました。精神力を鍛えるとともに、子育てを含む普通の生活とそれ以外のするべきことをいかに巧妙に同化させるか、知恵を絞らねばならない。とりあえずムスメの機嫌がいいときは、アコギと歌(ドレミをあてる)のユニゾンでバイエルのようなピタゴラスイッチのようなインプロを聴かせてみることがあります。結果、何もしなくても笑っているようなときはそのまま笑うし、泣きそうなときは泣くことを止められないという程度。引き続き修行中です。
▼最近導入したSOVTEK Midget50Hと前から使っているMI AUDIO Tube Zoneの組み合わせ、なかなかよい感じに定まってきてます。
多めにローカットしないとシャープに歪んでくれないTube Zoneが、ハイゲインで使うにはブーミー過ぎてなんでもMELVINSのようになってしまうSOVTEKにとって都合がよいようで、CROWBARの1stみたいな音になっている。といいなっていう夢を見てるだけかも知れないですが。
CROWBAR。最高です。
▼昨日、何ヶ月ぶりかにムガルパレスへ…うまかった。そしてクソ繁盛していた。名大医学部からの団体客が容赦ないので休日の12時台後半以降は要注意です。
で今日はイオンのフードコートに新しく入った魂心屋へ(書いてなかったけど2回目)。家系ラーメンを自称していて、デフォルトの具は海苔・うずら・ホウレン草。塩トンコツをいただきました。なかなかしっかりした中太麺は、半茹でで置いておくパターンではなくオーダーごとにちゃんと調理している模様。「フードコートで490円(!)で出てくるラーメン」というスペックを大幅に超えるクオリティで、かなりよいです。650円だったとしても好意的な反応ができるレベル。KDハポンでライブ見る前に何か食べたいというときの選択肢にぜひどうぞ。
しかし千種イオン、見どころのある店舗がどんどん退出し、フードコートもすがきや・すき屋・はなまるうどんが入り、すぐ隣のボーリング場にもあるサイゼリヤをわざわざ入れるという意味不明なリニューアルをしたわけですが、無個性化した結果、休日昼間は以前よりかなり繁盛している様子でした。消費社会のマスが求めているのはそういう安心なのか。頑張ってください。
FANDANGO「CADILLAC」

本日のレビュー:FANDANGO「CADILLAC」

年末のバーゲンで買ったナイスな品。RAINBOW加入前のジョー・リン・ターナーがフレッシュな歌声を聴かせるFANDANGOの80年作です。リック・ブレイクモアという紛らわしい名前のギタリストがいて、乗っ取りを企てたリッチーが変名で参加しているのかと思いきや別にそういう事実はないとのこと。
硬派な元祖様式美HMバンドとされたRAINBOWをリーゼントの変人グラハム・ボネットがやや妙な方向へシフトさせ、最終的に軟弱ポップスへと落とし込んでしまった大罪人がこのジョーリンであると一般的には言われています。クセのあるハスキーで甘いハイトーンですが歌唱自体は全然悪くなく、メタルリスナーに対して果たすべき重責などまだ何もないこのアルバムでは、いい感じにちゃらちゃらしたアッパーなハードAORを聴かせております。MONTROSEと初期LOVERBOYの中間のような、マースデン&ムーディ期WHITESNAKEとNIGHTRANGERを足したものを5年くらい前に引き戻したような。キーボードとパーカッションとピアノの専任がわざわざいる7人組で、アンサンブルはなかなか高級なものを持っています。曲によってはLITTLE FEATばりの薫りと締まりも。
ハードロック畑の作品であるということはこの際あまり意識せず、アーリー80'sの浮ついた空気を端的にパッケージした優良作として普通に聴いてもらえればいいと思います。

29 Jan, 2012

▼あれだけ気合と感慨のこもった出産レポートを書いてた割に、その後の溺愛日記がないな、と不思議に思っておられた方がおられるかも知れませんが、ヨメさんがなかなか本調子に戻らないまま里帰りが長引いて、半独居生活(週末だけこちらに来たり、週半ばに自分が訪れたり、それ以外の日は自分の実家で夕飯をいただく)が今日まで続いていたのです。ということで今日からようやく3人生活が正式運用開始。「規律なく単独でいるとなかなかするべき行動を起こさず、何か他のことがあるときのほうが自分のやりたいことをより強く渇望する」という性質上、以後ちょっとはマメに日記も書けるといいなと。
▼最後の自由な休日であった昨日、何しようかなと思って、一昨年はじめあたりからずっと保留になっていたログメンのレコーディングを突如開始。そして早くも自分のパートは全て録り終え、相方・星君に「あとはやっといて」と渡してある状態です。素材が戻ってきたらミックスやジャケ製作などをして3月くらいには放流できる目算。急にフットワークがあがったのも、ZOOMのレコーダーR16が便利すぎるせい。ログメンもライン以外のトラックはすべてR16の内蔵マイクで録ってて、すこぶる良いです。泣くほど使いやすいのでほんとにおすすめ。
▼同時にDOIMOIは5~6月を狙っています。いけるかなー…という感じの進捗ですがいくしかない。育児に追われながら今年前半は燃える。
LOVE WILL TEAR US APART「ALL YOU NEED IS LOVE WILL TEAR US APART」

本日の仕事紹介:LOVE WILL TEAR US APART「ALL YOU NEED IS LOVE WILL TEAR US APART」

ワタシが録らせてもらった盤、昨日から放流開始になっているようです。皆さん買ってくださいね。ex.マルオト~SUPER USA!、CLIMB THE MIND、小鳥美術館、ex.iGoの面々が集まった今池オールスターズで、インディロック/ギターポップ/ニューウェイブのうすらねっとりとした淫靡+牧歌な感じ(?)を切り取って拡大したようなユニークな音楽性…とかいう説明は太っ腹に公開されている試聴音源を聴いて一発解決していただくとして、ここではただただ録った人目線の感慨を。
厳しい基準で作業して、いいのかなーでもいい感じになったな、と仕上がった音をマスター盤として出し、戻ってきたのを普通のCDプレイヤーで聴くと何だか作業中の印象よりずっとよく聴こえる、というのはセルフ録音イストにはよくある話。今回はだだっ広いレコーディングスタジオでいいマイクを借りて一発録りしたお陰か、自然にかかったリヴァーブがいい感じにUSインディテイストを醸し出してくれて、捏造みたいな空間演出はほぼやらずに済んでしまっています。イメージはDUB NARCOTIC STUDIO。「息苦しいまでのコンプで何でもぺたぺたドシャドシャに均して強引にバランスを取る」という、民生レベルで手が届く日本のローカルスタジオ特有の傾向(みっともない)に陥るのをなんとか回避できてたら嬉しいなーと思っております。当方ZOOM R16+Cubase LE5。ぜひちょっと広い場所で大きい音で聴いていただきたい。このバンドは実はベースがかなりの肝だと踏んでまして、ベースをちょうどいい目立ち度合いにできたのもよかった点。
日本のこの手のバンドの音源で、どこの誰が録ったかまで意識して聴く人は少ないと思いますけども、この作品についてはこだわり抜いたアートワークや流通を介さない販売形態と同様、録りもポンとお金出して本職のプロが体よくまとめただけのものではないという事実をお含みおきいただけると、裏方冥利に尽きます。そして良い内容なので買ってください。

22 Jan, 2012

▼丸10日も空いてしまいましたが多分今後よくあることです。出来る限り振り返ってみます。
▼先週金曜の13日(気付いてなかったけどジェイソンの日だった)はLOVE WILL TEAR US APARTのレコ発で今池ハックへ。でもレコ未発。トリはCLIMB THE MIND。クラマイの新曲に驚愕し、ラブウィルも新曲待ってます。麒麟楼が大抵なんでも美味いことを知る。
14日土曜はroom501タピ君企画のスタジオライブにDOIMOIで出演。たまたまいつも練習で使っている場所だったのと、手狭な空間で眼前までお客さんがいるという状況で調子出ました。何だかわからなかっただけかもしれない。いちオーディエンスとしても大いに楽しみ、味仙も大いに満喫。
▼(空きの休日はちゃんと子供の面倒見たりしてます。)
▼以降、ゴールは21日土曜のmanumobilesストアでのソロライブに設定されます。今回は持ち時間も長くて企画意図もかなりちゃんとした感じで、何よりyokさんとのツーマンという凄い事態。それで一念発起した意気込みの向かう先がなぜか猛練習ではなく「新曲を仕上げて無料配布音源を作る」ほうに行ってしまって勝手に大変な思いをしていました。
新曲2曲をまず作り、既存の1曲とあわせての計3曲を、17日火曜の夜から録音開始。ミックス~ジャケ作成~盤量産までの諸工程が全て終わったのは、ライブ当日リハに出掛けないといけない時間。「これ以上後ろにズレ込んだら危険」というリミットを正確に測るこの能力の秘密を知りたい。綱渡りから普通に落ちまくる本番はなんとか予定どおり敢行し、yokさんの仕上がり具合に打ちのめされながらも、終了後、見知らぬお客さんからとても温かい反応をいただいたりして、もっと頑張ろうと思う。
そして大学時代のバンドサークルの後輩がはじめたCafe&Bar drawingに、手作りしてもらったピザ生地を持ち込んでの打ち上げ的新年会→竜泉寺の湯でシメという流れに便乗させてもらい、達成感5割増で満悦の帰宅。drawingはmalegoatのジャケなどを手掛けたSTOMACHACHEさんの巨大イラストが壁に描かれた超ナイス空間で、食べ物・飲み物も良心価格&ハイグレード。店主の趣味でインディロックやAC/DCが流れます。大学裏の住宅地にポツネンとある感じですが、是非わざわざ行ってみてください。
IOUEEE「TRANSFER AFTER TRANSFER」

本日の自前音源:IOUEEE「TRANSFER AFTER TRANSFER」

ライブでの無料配布用に作った音源、その後普通に手売りしたいので紹介します。
IOUEEEは学生時代からやっている一人ユニット(正確には名前は何度かマイナーチェンジしてますが、無意味なので説明省略)。メタルとプログレしか聴いてなかったところから、SEBADOHを入り口にインディロックに触れて「こういうの好きかも、何なら自分でやれるかも」といって曲を作ってみたのがはじまりで、その後、ノーマルな歌ものでいくときはこれを名乗っています。(他にも多数あり
ライブのほうが「電気を使わない音楽界」というタイトルのイベントだったので、それにあわせて音源も、極力アコースティックの演奏。トライアングルとか初めて録りました。そしてマイクは一切繋がず、使用したレコーダーの優秀な内蔵コンデンサマイクのみを使用。記憶媒体がディスクじゃなくてSDカードなので本体からのノイズもなく、むちゃくちゃ便利に使えます。
ダイジェストを作ってYoutubeにアップしてみたので一度ご試聴を。そのうちbandcampでダウンロード販売できるようにするつもりです。フィジカルな盤(CD-R、紙ジャケつき)はしばらくはDOIMOIのライブでも持ち歩くようにします、と言いたい所だったけどニューアルバム制作のため現時点で先の予定がないという。

11 Jan, 2012

▼何度も何度もお知らせしていた1/8のDOIMOI自主企画、無事終えるまでの過程で力になっていただいたあらゆる方々に感謝の意を。どうもありがとうございます。AS MEIAS、skillkillsとも、高めの期待を更に上回る演奏を聴くことができて感無量です(完全オーディエンス目線)。AS MEIASは凄く久し振りに、skillkillsは初めて観る人が多かったと思いますが、名古屋でこの2組を長めのセットでじっくり見られる場を作ることができたというのも凄く光栄な事。これを糧に自分らも前進してまいります。
▼ということでしばらく音源制作に注力する予定ですが、その前にこれ。
1/14 (Sat.) 新栄 リフレクトスタジオ
start 18:00 / 1,500円
elica, zirconium, トゥラリカ, room501, a million miles, DOIMOI
こないだやった最新曲は両方やろうかと。がんばりますよ。
▼もう1件さらに個人でこれ。
1/21 (Sat.) 覚王山 manumobiles store
open/start 14:30/15:00
yok, ioueee
adv 2,000yen(要予約、定員25名→詳細
こっちも間に合えば3年振りくらいに新曲やりたいです。2曲あって現在の進捗は7割と5割。歌詞の神は夜に外を自転車で走ってるとよく降りてくるけど、あまりにも寒いときはどうするか。
ULVER「SHADOWS OF THE SUN」

本日のレビュー:ULVER「SHADOWS OF THE SUN」

ノルウェー発、アトモスブラック→悲哀インストフォーク→激醜プリブラ→エレクトロミュージック/映画音楽/希死系アンビエントノイズ etc.と凄い変遷を示すアート派集団・ULVERの07年作。自前のJESTER RECORDSから。
これの前のアルバムではひさびさに生ドラムをフィーチャーした派手な内容(といってもメタル感は薄くBJORK的な)でしたが、こちらはまた趣向が変わって、現代音楽的アンサンブル+エレクトロニクスの壮大なスローコア的鬱音楽。刺さるような端正なヒンヤリ感はECMの上質な盤を聴くかの如し。沈み込み度はもうロックのものではない。かといってAMBER ASYLUMやELENDのように「こういう変わった路線でいきます!」という宣言感も目立たず、今も昔もこれからもこういう風ですけど…という体で佇むのみ。低く深いノーマル声ヴォーカルはANATHEMAやKATATONIAより更に本気。
スパスパスパスパスパ、ォアーッ!!とわめき散らしていたブラックメタルバンドとは到底思えません(その時代も一定の知性を感じるやり方をしてましたが)。ノルウェーの裏RADIOHEAD、などと言ってみてもまだまだ一面的。日常聴きできる軽さでは到底ないけど、行く先をチェックしていたい人達ではあります。
ちなみに昔はこんなん。

7 Jan, 2012

▼新年のご挨拶もおろそかにしてしまうだろうと踏んで、暮れの最後の更新では敢えて「今年」「来年」を使わず2011年・2012年としておいた今回の年末年始でした。正月休みらしきものは丸々育児休暇に代わった次第。大人しくかわいくしている時間が長くなりますように。…あんまり他の赤ちゃんを知らないですが、ホントに泣くときのトーンが尋常じゃなく、一番凄いときはCRADLE OF FILTHに勝るとも劣らんピシャーッ!というわめき型絶叫をTANGERINE DREAMの如く引っ張る。
以下参考。
それをヨメさんが優しく根気強くあやすあいだ、8時過ぎ・12時前・18時前に黙ってスッと台所に入り、ありわせの食材で二人分の料理を作る。立派なもんじゃないが自炊はもうできるようになりました。八方だしはパワーコード、玉ねぎはペンタ。得意料理は合わせ味噌+トムヤムペーストの何でも煮込み。BEATLES+METALLICA(言わずもがなKING'S Xを形容するときの定番)みたいなのに早くもハマってしまうあたり、結局何やっても同じことをするんだな自分、と思います。味噌ヤム雑煮も味噌ヤムうどんもおいしいです。
▼明日(書いてる時点で既に今日)に迫ってきました。どうぞよろしく!
2012/1/8 (Sun) 名古屋 今池HUCK FINN
"DOIMOI presents HEADBANGERS BALL #003"
17:30open/18:00start
AS MEIAS, skillkills, DOIMOI
adv/door 2,500yen / 3,000yen
一昨年末に出たAS MEIAS「II」のトレーラー。
ついこないだリリースになったskillkillsデビュー作のトレーラー。
画も音も最高。
酒井康が「炎」を創刊したとき、「BURRN!でもそうだったが編集方針は『暮らしの手帖』と同じで、自分が読みたいものを作る」という意味合いの発言をしょっちゅうしていたと記憶していまして、DOIMOI企画は毎回まさにそんな感じです。
ということで当日のご予約はtwitterのDOIMOIアカウント宛てに夕方頃までにおねがいします。…この日記、一昨日にこの直前まで書いてあったんですが、山積したその他のタスクにより今日まで寝かせてしまいました。片手落ち。
skillkills「skillkills」

只今のBGM:skillkills「skillkills」

今回の企画に呼ばせていただいたskillkillsの、12月にリリースしたばかりの6曲入り音源です。
前身のGeGeGeGe QuartetはNYアヴァンギャルド的なフリーフォームアンサンブルに何故かジットリしたムード歌謡?が絡む不思議なバンドでした。このskillkillsでは、変化球アリアリのグルーヴを楽曲の中心にドーンと据え、ヴォーカルスタイルの変化もあってヒップホップに大接近するという変貌を遂げています。64分音符で数えてるのかと思うような、ガタつきとタイトなジャスト感を同時に表現してしまうリズムの妙、コントロールされたシンセのランダムノイズなど、スタジオでテープをいじったような人力エディット感はTHIS HEATやFAUSTやMR. BUNGLE的でもあり、心なしかコミカルな攻撃性をビシバシとちぎっては投げるノリはZAZEN BOYSやNOMEANSNOやナゴムにも相通じるような。己にどこまでも厳しい求道者的作り込み・仕上がりは54-71ばりの冴え。
そのうえ前身時代からの湿った風情は継承していて、沸いてるのか人肌程度なのかつかめない温度感のキャッチーさを付加。さっき、少しでもイメージを伝えるために沢山のミュージシャンの名前を使いましたが、これだけの内容をまとめて抱えてしまうバンドはちょっと他にいないんじゃないでしょうか。貼り合わせではないオリジナルの域。ハミ出すことをしたいだけのような人達ともまったく質が違って、やることなすこと全てがシャープ。全面支持するしかない。

31 Dec, 2011

▼2011に聴いたものをまとめてみます。回数は聴いていなくても、いい出会いをしたというものはとりあえず含めてしまっています。

新譜・準新譜

MR. BIG「WHAT IF」
前進と期待消化を高いレベルで一挙に達成した、理想の再結成アルバム。日本のアラサーメタラーが最も震えた盤なんじゃないでしょうか。この次も期待してます。
FOO FIGHTERS「WASTING LIGHT」
作風は同じようなものでもインターバルを空けてくれたせいか、解散前ラスト作で感じられた煮詰まり感が払拭されて、洗練と武骨をいいバランスで配したカムバック作に。やっぱりロック、と思わず漏れる。
ANTHRAX「WORSHIP MUSIC」
何がどうならもっとこうだったのに、と複雑な思いもありながら、長年敬愛するバンドがきっちり「新作」に聴こえる新作をまた出してくれたのは嬉しいイベントでした。来日が2度にわたってポシャったのは一方で絶大なガッカリ。
ENSLAVED「VERTEBRAE」
ノルウェーヴァイキングブラックの知性が行き過ぎて普遍的現代アートの域まで達してしまったミラクルな1枚。非メタル耳の人に勧めたいナンバーワン作品でした。
DIO「AT DONINGTON UK: LIVE 1983 & 1987」
これは新譜と言っていいのか分かりませんが、ともかくニューリリースということで。メタルの美しさとロニーの神性が集約された奇跡の記録。
TAYLOR HAWKINS & THE COCKTAIL RIDERS「TAYLOR HAWKINS & THE COATTAIL RIDERS」
準がつくにしても新譜の範囲広げすぎですが(06年リリース)。どメジャーの中にこんな伏兵がいたとはと嬉しくなった1枚です。買ったばっかりだけど印象的な出会い方だったのでピックアップ。

旧譜

BERNIE MARSDEN「LOOK AT ME NOW」
「YESの実体はジョン・アンダーソンではなくクリス・スクワイアである」的な例として、初期WHITESNAKEのいいところを実は全部担っていた元ギタリストのソロ。マイナーな品ですが、心あるハードロッカーなら積極的に掘り起こしてもらいたい内容です。
SILVERCHAIR「FREAK SHOW」
グランジってこうやるんだぜ!という二次創作をズバーンと提示してくれた会心のアルバム。当時の音でしかない。オリジンをひとしきり踏まえて、で要約すると?と問うたときの答えです。褒めてるんだか何なんだか。
MOTORHEAD「MARH OR DIE」
パンクスからも愛される暴走バイカーズ・ロックだったはずのMOTORHEADがこんなこと(超鋼鉄化)に。しかしそこにはレミーにしか出せないシブみが。バンドの歴史で2番目の名盤ってことにしてもいい93年作。
HEART「BRIGADE」
女性ヴォーカルA級メロハーの至宝的アルバム。エッジの立ち具合はあくまで「ロック/ポップス棚」の感じですが、その線でいえばドン・ヘンリーの「THE END OF INNOCENCE」と並びます。ああ伝わらない例。
LYLE MAYS「LYLE MAYS」
「清廉としながらもピシッとシャープな半ポップス・テクニカルフュージョン」が割と好きだと思っていたのですが、これを聴いてもう若手の新作を買い漁るのはヤメようと決めました。「パット・メセニー・バンドの一部分」には決して収まらない好作。
RICHIE KOTZEN / GREG HOWE「TILT」
HM/HRマナーのシュレッドを本格フュージョンに落とし込んだら凄い、ということにEXIVIOUSですっかり目覚めまして、こちらはその15年前に更にバリバリやっていたという作品。非メタラーでも羨望できるバカテクプレイが山盛り。
PSY・S「HOLIDAY」
汎用ポップスとして最高な「ATLAS」と迷いましたが、クリエイターとしての底力をサラッと開陳して更にその奥があることまで匂わせるこの作品の何ともいえない佇まいに軍配。
WILLARD「STEEL MILL」
今年は「知らないグランジバンドを敢えて調べて買う」のをよくやりました(まだ買えてないのがたくさん)。その中でひときわ印象に残った、TADより更に低く醜く行くシアトル激重番長。初期デスメタルのビッグバンと時期的にほぼシンクロするグランジの勃興と隆盛、依然強烈に惹きつけられるテーマのひとつです。
他に含めようかどうか迷ったのはSAHARA「GOING CRAZY」STRANGEWAYS「WALK IN THE FIRE」ENUFF Z'NUFF「TWEAKED」、FREAK OF NATURE「GATHERING OF FREAKS」、BUCKETHEAD「GIANT ROBOT」MILLIGRAM「THIS IS CLASS WAR」FILTER「TITLE OF RECORD」TRULY「FAST STORIES... FROM KID COMA」TOTO「HYDRA」など。ウェブで情報収集して格安の中古があればオンラインで敢えて買う、というのを円高の助けで割とたくさんやれたのが救いですが、基本的には入手の段階で通る「中古でたまたま行き当たった」+「安く置いてあった」というフィルターが強くなってるので、まるで場当たり的で偏ったチョイスになってしまいました。聴取生活の充実はほどほどでいいかなと思う自分もおり。来年は、最低限年末に寂しく思わないくらいに良作・好発見ができればなーと思います。やる気を失くしたというより、停止はせず厳しく選り分ける方向で。
中古盤屋に面出しで並ぶようなホットな作品をガシガシ買ってた頃に比べてアクセス数はずいぶん減ってますけども、それでも見続けていただいている数少ない皆様、2012年もどうぞよろしくお付き合いを。
RICHIE KOTZEN / GREG HOWE「TILT」

本日のレビュー:RICHIE KOTZEN / GREG HOWE「TILT」

↑のチョイスに入っていながらまだレビューがなかったこのアルバムを。リッチー・コッツェンはMR. BIG(や一瞬POISON)にいたことでもお馴染み、ソウルフルと激弾きの両立を果たす孤高の腕前と、リードシンガーとして充分やっていけるノドをもつ才人ギタリスト。グレッグ・ハウもコッツェンと同じくSHRAPNEL RECORDS出身の黒人ギタリストで、フュージョン寄りながら絶妙にメロディック、かつフランク・ギャンバレの中身をジョン・ノーラムにすげ替えたような(割と適当に言いました)パッショネイトなシュレッドをこなすスタイルの持ち主。近い線にいながら微妙にテイストのずれたこの二人がガッツリ共演を果たした95年作です。
お座なりなバック演奏にソロだけ乗せました、録音は別々のスタジオです、てな類の「共演企画盤」とは全く違い、スティーヴィー・ワンダーのカバー(!)を除く全8曲はどれも二人どちらかの書き下ろし。ロックなリフを一発ブッ放してぇ~、みたいなださい曲はひとつもなく、転調しまくり、高速ユニゾンありあり、変拍子バッチリ、でも情緒もそれなりにメロメロ、みたいな充実ぶりが嬉しいところです。
粒の正確さを保ったままブルッとフルスロットルに入ると天井知らずで加速するグレッグ・ハウの熱さに対し、リッチー・コッツェンはピッキングのニュアンスや芸の細かいベンドでハイテク機械化ジェフ・ベックともいうべき表情を見せる余裕で応え、潰し合わずにお互いを引き立てあう呼吸のよさ。華麗なアウトを挟むスウィープ含みの超絶レガートプレイ×2が、攻守の温度差を巧みに切り替えながら繰り出されるさまは、相当えらいことです。これだけの内容なのに、ドラムがエレドラくさくて(叩いてるのは人らしい)なんとなーく聴感上の印象が貧乏くさいのがちょっと残念なような、それでこそSHRAPNEL…とニヤついてしまうような。
総じて、HM/HR界におけるギターインスト作品トップ20にランクインすることは間違いなさそうなアルバムかと思います。「なんか凄いの聴きたい」という人はどうぞ。

28 Dec, 2011

▼まずはサウンドベイのバーゲンでの収穫から。初日・23日の金山でFANDANGO「CADILLAC」(RAINBOW加入前のジョー・リン・ターナー在籍)、WARLOCK「TRIUMPH AND AGONY」、JUDAS PRIEST「BRITISH STEEL」(リマスター)、MOTORHEAD「ROCK'N'ROLL」、GIUFFRIA 「GIUFFRIA」(AXE KILLERリマスター、クレイグ・ゴールディ参加)、EUROPE「THE FINAL COUNTDOWN」(外盤買い替え)。上前津ではSTEVE MORSE BAND「STAND UP」、KORN 「KORN」とDRAMAGODS「DRAMAGODS」(ヌーノ・ベッテンコート!)をバーゲン棚から。
▼クリスマス、宗教上のイベントをなぜか大量消費と性愛の祭りとして煽動しようとする商業的な動きがあるから、そんなもの乗るかというスタンスでおりますが、ケーキを食べる口実としてはよいかと。しかし今年は子守りで買いに出掛けるのも難しそうで、とりあえず生クリーム(要・泡立て状態)だけ用意して、切った果物にでもつけて何とかするつもりが、ヨメさんの奇跡的な思いつきと私の労働によりDIYケーキができました。
まず家にあったしるこサンドをすり鉢用の棒とビニル袋でクラッシュ。土台のタルトを作ります。細かくしただけだとカサカサして固まりづらいので、麦茶の出がらしを数滴加える(有ればコーヒーでもいいと思う)。味の補強として、アルファベットチョコ的な四角い粒チョコを食事用ナイフでサカサカと削り、タルト(と呼ぶところのもの)と生クリームの間、生クリームの上、の2層に分けて撒く。手に持って削ることができる限界が近づくと、形状は自然と樹の切り株的なものに。せっかくなので断面にもグルッと年輪を描いて、生クリームの地面にうずめたら完成(=写真)。
実はこの写真は余り素材で2つめに作ったやつで、1つめはルックスが冴えなすぎて載せませんが、バナナやみかんを仕込んで爽やかにいきました。1日2セット食えるくらい、びっくりのクオリティです。
▼25日はKDハポンにてHADAさんの客演。小道具負けするダメっぷりを臆面なく披露。MARKさんに震え上がり、自主映画に大脱力(ポジティブな反応のつもり)し、rika siakaiの底知れなさに全力で懺悔したくなる。院試や就活で一旦お休みするなんて器じゃないのに。しかし生活あっての活動なので、余力をキープしておいて必ずやカムバックしてもらいたいもんです。
これはもっと前の映像ですが。Keiさん(Ett)大絶賛。中身に何が入ってるのかほんとに不思議な二人組です。
▼26日、普通にパルコのタワーレコードでskillkills「skillkills」購入。ブチあがる。昨日27日は上前津サウンドベイにリベンジして、ULVER「SHADOWS OF THE SUN」、TAYLOR HAWKINS & THE COCKTAIL RIDERS「TAYLOR HAWKINS & THE COATTAIL RIDERS」(RUSH大好きなFOO FIGHTERSのドラマーのリーダーバンド)。
▼今日は勤め先の忘年会で、相変わらずコップ2杯のビールと梅酒1杯とかでいつでも吐ける状態に。話すべきことなら(しばしば、話さなくていいことも)いつでも話せるし、飲めばただ頭が痛くなるか気分の悪さに耐えかねて寝入るしかできなくなる私とアルコールの関係。帰ってからしんどすぎて、適当に「酵素、酵素」などと思って満腹の胃にリンゴ1個追加で押し込んでみて今に至る。
こんなにボチボチ書くことがあるなら、タメずに隔日くらいで更新しておけばよかった。というのが今年下半期のありがちな悩み事でした。
TAYLOR HAWKINS & THE COCKTAIL RIDERS「TAYLOR HAWKINS & THE COATTAIL RIDERS」

本日のレビュー:TAYLOR HAWKINS & THE COCKTAIL RIDERS「TAYLOR HAWKINS & THE COATTAIL RIDERS」

これは凄ーく久し振りに、「中古CD屋で店頭BGM買い」をやった1枚です。昼休みに討ち入ったサウンドベイ上前津で、そろそろ帰るかと思った頃に流れはじめたのがこの盤。中途半端に古臭いトゲトゲ加減のナチュラルディストーションギター(しかもうっすらコーラス)、FARAQUET以降のようなキレのよい変則リズムで押しながらもどこか淀んだグランジ・ヴァイブスをまとい、しかしパワーポップよろしくゴリ押しで盛り上げる場面ではバッチリ押す楽曲。これはSHUDDER TO THINKあたりと一緒くたにされてGEFFENやCOLUMBIAに拾われるか拾われないかのラインをさまよった90年代前半の元メタルなマイナーグランジ野郎だろ!と踏んですぐさま買って会社に戻り、スッと調べたらFOO FIGHTERSのドラマーだという。しかもアラニス・モリセットのバックもやっていたとか、本家と共演したこともあるほどのRUSH狂だとか、いろいろ情報が出てきていっぺんに納得。リリース年は2006年と大ハズレでしたが。
店頭で聴けたアタマ2曲以外も、相当な濃度でRUSHモードバリバリ。それも「PERMANENT WAVES」前後の。アルペジオの裏の隙間を隙間として残すトリオのアンサンブルを土台に、"La Villa Strangiato"あたりのクルクル細かいノリから"Natural Science"みたいなメロウなムードまで拾いに拾う。しかしそこは長年のデイヴ・グロールの伴侶、グランジ全盛時代のいわゆる「浮遊系メロディ」を自然に練り込んで、ちゃんと今様な解釈に再構築してくれています。ヴォーカルもイケメン風だし。
完全にRUSHあっての内容なのは明白ですが、リリース当時プレスはどう伝えてたんでしょうかね。日本ではずっと過小評価され続けているRUSH、MTV勃興時代に変拍子ポップスをお茶の間に広めた功績者としてアメリカ・カナダをはじめ諸外国じゃ絶大な影響力を持つバンドです。勧めても勧めてもあんまり染まってくれる人がいませんが、こういう人がここまでやるなら…と少しは興味を持ってみていただければと。とクドクド書いてますけども、そこを抜きにしたって凄くかっこいいアルバムです。

21 Dec, 2011

▼StiffSlack横Absenteeで忘年鍋、大学時代の後輩の結婚式二次会・三次会、アンプ所有者を集めての試奏会、などなどなど日々遅くまで充実して過ごす。これが年末か。
▼実はそろそろCDが買えそうなくらいに関心が高まっている、少女時代。"Gee"で既に合成化調としての比類なき完璧さには白旗気味だったのだけど、それ以上に攻めっぷりが凄い"The Boys"にはボロボロにされてます。強気感が冴える英語版が特によい。地元の歌番組の映像とかだと結構ちゃんと生歌を歌ってるようで、ただの傀儡アイコンではないのも偉いです。何が凄いか全部挙げるのはヤメときますが、3番Bメロ真ん中の折り返し点で入る高速フェイク→満を持して突き抜ける最高音のロングトーン→サビではなく最初に1度しか出てきてなかったヴァースに戻る構成美、の流れはいつ聴いても必ず最高潮。韓国の制作チーム、少なくとも日本の人形師集団より大きなところを見てる人達だなと(どちらについてもごく浅い見識だけで、とても安易に)思っています。
勢い余って貼り付け。何かと思ったら、ロニーが歌うバージョンを聴いてみたいとかそんなんかも知れない。歌詞は是非bring the evil outとかで。もう無理なので、トニー・マーティン&ICE-Tにお願いするしかない現状。
WARLOCK「TRUE AS STEEL」

本日のレビュー:WARLOCK「TRUE AS STEEL」

メタル・ディーヴァといえばドロ・ペッシュ。ソロキャリアもある彼女のバンド時代がこのWARLOCKです。86年、BON JOVIやDEF LEPPARDと同じくPHONOGRAMから。
女性シンガーかつドイツ産とあって、まずは英米の王道へのキャッチアップに腐心してる系かと思いきや、さにあらず。ヴォーカルの声質も曲の硬質度/ダーク度も、METAL CHURCH(もっと言うとデイヴィッド・ウェインが脱退後に組んだREVEREND)に近いフックをちらほら見せてくれて大変ナイスです。それでいてJUDAS PRIESTの如く堂々としたスケール感。演奏面ではさほど光るものはないながら、大売れ以降のSCORPIONSくらいには楽しめます(いや、未満か…)。
一応系譜として存在する「女性メタル」を押さえる、という意義以上にちゃんといい作品なんではないでしょうか。

15 Dec, 2011

▼珍しくいろんな人に会って話を聞いたり聞いてもらったりしているこの一週間。なんとなく曲作りも中断してて、たまにスポッと外の世界への風穴をあけてみるのがけっこう良い。
明後日に後輩の結婚式の二次会があって、さらにいろんな人に会いそうだけど、どのくらいの平服でOKなのか(またはスーツが常識か)読めないのが困った。高校は私服OKで過ごし、前の会社じゃ一日社外に出なくても無駄にスーツを強要され、この世から消えてもらいたいものの上位はいつだってスーツ。(かといって全く大したことない普段着。)THIN LIZZYのTシャツ買ってもいいかな。
上位。ジョーイ…ANTHRAX来日中止はほんとに残念だな。ジョーイ
▼たまに適当な自炊をする機会がまだあって、こないだも材料を切りながらまだ味付けを決めてない(正確には、選択肢がうっすら二つ)といういい加減さで食事を作り、食べ始めてから具にケチャップをつけたら一発でおいしくなるというかわいそうな出来になりました。
ちゃんと勉強したら楽しいだろうけど、今リソースを割くのはそこじゃないなとの判断で、敢えて勉強はしていません。よく聞く「自分が楽しめればいい」というやつ。
この料理が決して人様を喜ばせるようなものにはなってないという自覚があります。「自分がピュアに楽しむものなら、それを受け取る他人にも何かは感じるものがあるはず」論はありえないという見地におります(他人じゃない人は除く)。レクリエーションと作品、料理については当面レク。作品はきちんと作りたいですね。
ということで結局、作品のことをいつも考えてるんでした。
TRAINDODGE「I AM FOREVER」

只今のBGM:TRAINDODGE「I AM FOREVER」

ずーっと寝かせてて、久し振りにフラットな気持ちで聴いたらピンと来まくった盤です。購入当初のレビューはこちら。
TRAINDODGEは元々変則リズムや骨太リフで押すポストコアバンドで、全時代的ロック愛をありったけ詰め込んだ奇跡のアルバム「WOLVES」でひとつの到達点を見てから、どうなるものかと楽しみにしているところに届けられたのがこの盤でした。柔らかなコードづかいのシンセを大量フィーチャーし、ゴリッとしたスリルよりも雄大なパノラマ感の演出にパワーの使い道を変更。体感温度としては若干「下がった」とも感じられます。
だがしかし、エディー・(当然以下略)の癖を彷彿とせるバッキングギターや、よくよく聴けば「眩惑のブロードウェイ」みたいに底知れないヒダを隠しもつ(一見の)シンプルさなど、「お前これ好きだろ?」といって叩きつけられたも同然の内容だったことに、買ってすぐの間は勝手な期待でマスキングされてあまり気付いてませんでした。前以上におとなしくメロディを追うヴォーカリゼイションが増えたことも全くもって好ましい。時の試練に長く耐えうる「ズレたポップス」の良作です。
むちゃくちゃいいライブ…
ジェイソンのTシャツ、MAGMA!最高!
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