ただの動き リリースツアー01 東京
- 時刻
- 開場 15:30 / 開始 16:00
- 会場
- 東京 三鷹 SCOOL map
- 出演
- 左右 / てんしんくん / 堀嵜菜那と山脈
- 料金
- 前売2,800円 / 当日3,000円
- ご予約
- 会場、各出演者またはhorisakinana@gmail.comまで
※Eメールの場合は件名を「2/10東京レコ発予約」とし、本文にお名前とご予約人数をご記入ください。
※Eメールの場合は件名を「2/10東京レコ発予約」とし、本文にお名前とご予約人数をご記入ください。
※Eメールの場合は件名を「3/31名古屋レコ発予約」とし、本文にお名前とご予約人数をご記入ください。
※件名を「チケット予約」とし、本文に公演日付(4/27)、お名前、電話番号、枚数をご記入ください。
※Eメールの場合は件名を「5/24京都レコ発予約」とし、本文にお名前とご予約人数をご記入ください。
予定されていたイベントは終了しました。
たくさんのご来場ありがとうございました!
(撮影:吉川英理子)
2019年に1stソロアルバム「壺」(元山ツトム/ゑでぃまぁこん etc、横山匠/ex.トゥラリカらが参加)を発表し、2023年に公開された金子由里奈監督作「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」、2024年公開予定の清原惟監督作「すべての夜を思いだす」の劇伴を担当したジョンのサンにも参加する愛知県出身のSSW 堀嵜菜那のバンドセット。
ベース&シンセサイザーを杉山明弘(DOIMOI、ログメン、IOUEEE、Eri Nagami and the Mathematical Four etc.)、ドラムを亀山佳津雄(teasi、I ACCEPT、Eri Nagami and the Mathematical Four etc.)が担当するこのバンドは、緻密とも投げやりとも取れる謎のバランスで、人懐っこい堀嵜の歌を中心としたひとつの生き物のうごめきのようなアンサンブルをみせる。
堀嵜がソロでも演奏している楽曲に二人の解釈を加えた全8曲は、エンジニアにteasi、ゑでぃまぁこん、シラオカの諸作を手がけた名手 稲田誠を迎え、一部のオーバーダブ要素を除き一発録りで録音された。
ジャケットデザインはアートワークを土屋未久、デザインを岡田和奈佳が担当。封入されているリーフレットは、亀山と今回デザインを担当した岡田が運営するリソグラフスタジオ when pressにて印刷されたもの。
※閲覧環境によっては実物と色味が異なって見える場合がございます。何卒ご了承ください。
いただいたコメント
(五十音順)
大好きで、しかも、よくわかりません。そこにあるのは濁ったコードが、爪先立ちのアンサンブルが、そして圧倒的な、余白の海をひた泳ぐ無重力な言葉たちが、からっぽの空間を伸びやかに綴る8編の奇妙な美しい物語。感情より先に生じた魂の揺らぎや震え、その初速がそのまま音になっていて、食べなれない味だけど、バリが取れてないプラモみたいだけど、出会ってしまえばもう戻れない、不思議で豊かな語り口。よくわからなくて、大好きです。
赤倉滋(LOOLOWNINGEN & THE FAR EAST IDIOTS)
自分がジャズを始めたおりとくにオーネット.コールマンを好んで聴いていたのだが、ある友人から「オーネットはなにやってるか分からないから好きではない」と言われたことがある
そして自分がオーネットを「好きな理由」が、まさにその友人がオーネットを「好まない理由」と全く同じところにあるので、そういう現象が山脈を聴いたひとたちにも起こるのではないか
録音しながら、そういう訳のわからないものが美しく調和していく様に興奮しましたよ
稲田誠(PAAP / BRAZIL)
仮にそのとき自分があらゆる方向から打ちのめされていても、これに入っているたとえば『顔』という曲、もしこの曲がたまたま入ったコンビニで流れていたら、もうその日は最高で、どう盛り上がっていいかわからないし、どの位置にも当てはまらない、そういうことを懸命にやろうとしている人たちがいるんだ、という事がすぐに分かり、盛り上がり、すべての位置に当てはまることができる。「コンビニで流れていたら」にしたのは気まぐれでは無く、ジョン・ピールが、音楽は雰囲気を作るためのものではなく壊すためのもの、という偉大なことを言っていて、つまり雰囲気を作るというのは何人かを薄い共感に閉じ込めて視野を狭める恐ろしさがあり、その点で、雰囲気を壊すというのは無限の広がりがあってとても肯定的なことだ、と自分は理解していて、だから、このような勇敢な音楽はせっかくなので公共の場所で流れていてください。あとわざわざ「懸命にやろうとしている」という煩い言い表し方をしたのも、それは絶対にあって、この音楽には力が入っていて、何か重いものを持つときに「よっこらしょ」って言うタイプの人たちがやっているはず。「よいしょ」じゃなくて、「こら」が入るんじゃないか。音楽に「こら」みたいなものがいっぱい入ってる。でも本当に重いものを持つときは何も言わないタイプの人たちなのまで分かって良かった。
立石草太(ジョンのサン)
小さな船にのって見慣れない景色を眺めているような放浪感、心地良くてぼーっとしていると景色はがらっと変化していく。船がぐらつき海に放りだされ、今度は何事もなかったかのようにスイスイと泳ぎだす。突然の出来事にも関わらず、水はひんやり気持ちよく何だか愉快だ。
ハテナと心地よさが同居し、エンドレスで頭の中で流れ続ける曲たちは、わたしたちを何処に連れていく?
絵を描くときに意識する質感、音楽から感じるのは初めてかもしれない。ざらざらとしているのに何故か掴めなくて、何度も確かめたくなる。
土屋未久(画家、イラストレーター)